施設から引き取った後のこと

里親になり無事に養子縁組の手続きを済ませても、終わりではありません。 これから子どもと一緒に幸せな日々を送っていきたいところですが、向き合わなければならない問題も多いです。

特に一般的な家庭に生まれた子どもと違い、特殊な環境で過ごしてきた子どもが、ある日突然、見ず知らずの夫婦のもとに引き取られるのですから、 子どもに受け入れてもらえるまでの期間、異常な反応を示してもおかしくありません。 養子として迎え入れた子が、養親に対してどのような反応をする傾向があるのかについて紹介していきます。

①愛情を試す

新たに親となった人がどのくらいの愛情を注いでくれているのか、テストするような振る舞いを見せることがあります。

たとえばせっかく用意した食事をはねのけたり、ご飯をまき散らしてしまったりといったものです。 親が嫌がること・面倒事をわざわざ引き起こし、それに対する応対を見て、自分がどれだけ愛情を向けられているのかを感じ取ろうとします。

②赤ちゃん返り

施設に預けられるような子は、親の愛情を知らずに育ってしまう子が多いです。 中でも母親とのスキンシップが大切な時期に親元から引き離された場合、欲求がこじれてしまっていることも少なくありません。

赤ちゃんとして認められるワガママや願望が受け入れられる環境になかったため、行き場を失ったエネルギーが溜まっているのです。 養親と接していく中で安心して解放できると分かると、そのとき抑圧していたものが出てきて、いわゆる赤ちゃん返りのような反応を示すことがあります。

これ以外にも虐待をされていた子は複雑で異常な振る舞いを見せることもありますし、通常の子育てよりも苦労すると思っていてください。